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「血管病の最大リスク要因」って?

高血圧です。
 
日本高血圧学会の治療指針では上の血圧(収縮期血圧)が140ミリ以上、または下の血圧(拡張期血圧)が90ミリ以上もしくは両方に該当する場合は高血圧とします。
心臓から送り出された血液によって血管の壁にかかる力が血圧です。
正式な単位は「ミリメートル水銀」で水の13.6倍の重さがある水銀をどれくらい押し上げるかで示します。血圧140ミリ水銀ということは水を1.9メートルも噴き上げる強い力ということです。 血圧は血液の量と流れで決まります。心臓からたくさんの血液が送り出されると血官の負荷が大きく血圧は高くなります。何らかの原因で血管の抵抗が大きくなった場合も血液が流れにくく、高血圧を招きます。
 
高血圧自体はよほどひどくならない限り自覚症状が出ないのでほとんどの人は生活に支障なくすごします。
ではどうして高血圧が問題なのでしょう。
動脈硬化が進んだり心臓に負担がかかったりするからです。
こうした状態が長引くと、脳や心臓、腎臓に血管病を引き起こします。
日本人では死因の2位が心臓病で3番目が脳卒中です。心筋梗塞や脳梗塞は血管病の代替で高血圧は最大リスク要因です。高血圧は「サイレント・キラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれています。

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